コーチングを受けてみての感想
<まえがき>
本記事をお読みになられる方は、多少なりコーチングに興味を持って下さっている方だと思いますので「コーチングとは」という説明はあまりせずに、実際に受けてみた感想をお伝えさせて頂きます。
※あくまで私が受けたコーチングの感想という形で執筆しております。
コーチはここで見つけました
私はコーチングというものを知ってから、ずっと興味を持ってはいたのですが、なかなか料金が高いので、全く手を出せずにおりました。
料金の幅は非常に広く、安いもので数万、高いもので数十万円以上というものまであります。
そんな中「ココナラ」というサイトで、比較的安価にコーチを探すことができる、情報を得ました。
※ココナラとは個人の特技を売買してサービスを提供・受けるサイトです。
ココナラの検索画面で「コーチング」「目標達成」などで検索すると沢山ヒットすると思いますので、自分に合っていそうな人を選びます。
私は、色々見て回り「この人だ」という人を見つけてコーチングを依頼しました。
初めてのコーチング
私が受けたコーチングの大まかな流れは、まずはオンライン面談でコーチの方に、
「今、何を一番解決したいのか(もしくは何を達成したいのか)」を相談し、それを解決していく方向に進めていきます。
私の受けたコースは約1ヶ月の間に毎日メッセージのやり取り、週に1回のオンライン面談という形でした。
個人的には、この毎日の1通のメッセージのやり取りが、非常に大きな進歩をもたらせてくれた、つまり効果的だったと感じています。
メッセージのやり取りの内容ですが、最初に設定した「達成したいこと」や「解決したい悩み」それらの達成目標に向かって、今日動いたこと、できたこと、考えたこと、思ったことなどを報告します。
答えは自分で見つける
コーチングは、コーチが答えを教えてくれるのではなく、自ら答えを引き出させるように導かれます。
その為、毎日コーチの新しい問いかけに、自問自答しその中で出た答えや意見、気づき、疑問などをコーチに報告しました。
その送ったメッセージに対してまたコーチが、アドバイスや問いかけをくれるという、基本的にはこれの繰り返しです。
言語化することの重要性
今回、初めてコーチングを受けて思ったことのひとつに「言語化、文字化することがとても重要」というのがありました。
「自分が何を考えたか、どう感じてるのかを」頭の中だけで思考するのではなく、実際に文字に起こしてみるのです。
紙に手書きで書いても、パソコンでタイプしてもどちらでも良いと思います。とにかく文字にして「今の自分の頭の中を見える化」するのです。
いざ実践してみると、文字化・言語化することというのは、結構難しいということに気が付きます。
漠然と思っていることはあっても、それを人に文字で伝えるには、ハッキリと明瞭化する必要がある為、思っているよりもエネルギーを使います。
私はコーチングを受けていた約2ヶ月近く、毎日毎日欠かさず報告メールを送っておりましたが、最低でも1時間弱、平均して2時間近く、今日思ったこと、思考したことなどを言語化して書いていました。
この2ヶ月の文字化・言語化で、新しい発見がとても多かったことに驚きました。
毎日、「あ、これってこう思ってたけど、実はこういうことなのか」という刺激がありました。
思考を文字化して気づいたこと
先ほども少し触れましたが、毎日自分の思っていることを文字に起こしてみて、意外にも頭の中の思考は、実はぼんやりとした抽象的なものだということに気が付きました。
思っていることの輪郭がハッキリすることによって、次に向かうべき方向が少し見えやすくなります。
「あ、私ってこういう考え方をしていたんだな」
↓
「じゃあ、ここはこうすれば良いのかな」
↓
「となると次は・・・」
という感じで、次へ次へ展開されていく形で、考え方がまとまっていきました。
簡単なことほど難しい
自分の考えを言語化、文字化するのは簡単なことではありませんが、やろうとしてみることは簡単で、いつでもどこでもどなたでもできます。
紙とペン、もしくはスマホかパソコンを用意するだけです。
そして目標達成に向かって何をすべきか、自分の直したい部分はどんなところか、などを書くだけです。
ですが、「いつでもどこでも簡単に始められるもの」「今日やらなくても明日できるもの」
というものは、今すぐに行動に移すということが、なかなかできないものでもあります。
何よりも私がその性格で悩んでおりました。自分一人の意志で何かを始め、やり遂げるのは、実はかなり難しいものだと思います。
監視役が自分一人なので、いくらでもハードル下げられるし、期限を後ろに伸ばせるし、いつでもやめてしまうこともできます。
なので、私は今回、思い切ってコーチングをお願いしたのです。
実際に頼んでみると、学生時代を思い出すような「先生と生徒」に近い関係ができました。
こちらはもちろん生徒側なので、ある意味で「やらなきゃいけない」という状況に、自らを置くことができました。
最後に
今回、コーチングを受けて「確実な変化」を感じることができました。
そして「確実に少しずつ元の自分に戻っていく」ことも実感してしまいました。
私の場合は「1回2回講義や講演を聞いた」「本を何冊か読んだ」とういうものではなく、実際にプロのコーチに2カ月弱という期間マンツーマンで指導を頂きました。
それ故に、今までの人生では経験したことのないほど、変化、気づきがありました。
この場合の「変化」とは主に「思考の癖の変化」という感じです。
しかし、コーチングが終わって1ヶ月、2ヶ月と経っていくと、やはりコーチングを受ける前の自分の考え方、に戻っていっていると感じました。
※厳密に言うと、コーチングを受けて上がっていたモチベーションやテンション、熱、といったものが、冷めてきた、落ち着いてきたという印象。
これが、ホメオスタシスの力というものでしょうか。
毎日行っていたアウトプット(コーチとのやりとり)を、急にピタッとやめてしまったので、しょうがないといえばしょうがないのかも知れません。
ただ、完全に元に戻ったという訳ではなく、コーチングにて身につけた技術まで消えてしまったという訳ではありません。
例えば、こういう落ち込み方をした、という時は、「そういう時はこういう風に考えよう」とか「じゃあ、逆にこういう風に解釈しよう」といった具合です。
なんと表現すれば良いか分かりませんが、以前の私なら、「落ち込んでしまったら、当分は落ち込んだまま」という状態だったのが、
「落ち込むことはそりゃーあるけど、今はそうなった時の対処方法を知っている」という感じです。
以上が、今回初めてコーチングを受けて見ての感想となります。
自分が達成したいこと、解決したいこと、担当するコーチなどによってやることや方針等は大きく変わります。
なので、あくまでも一人の人の体験談という風に、参考程度に捉えて頂ければ幸いです。
著者紹介
月宮エナ
書店員、飲食店経営を経てブロガーに転身 生活に役立つ知識や方法、雑学といったものを人に説明することが好きなブロガー