初心者でも簡単!鼻うがいのやり方、洗浄液の作り方

 

花粉の時期や、ホコリに対してのアレルギーなど、一度スイッチが入るとなかなか止まらない鼻のムズムズと鼻水。

これの対処法のひとつに「鼻うがい」というものがあります。

有名な商品ではハナノアというものがあります。他社からも、いろいろな形状のものが販売されています。

 

やり方は二種類あり、

・片方の鼻から洗浄液を入れ、もう片方の鼻から出すという方法

・両方の鼻から同時に洗浄液を入れて、口から出すという方法

筆者は簡単に行える片鼻から入れて、反対側の鼻から出す「鼻→鼻」タイプを愛用しています。

口から出す方は、よりしっかりと異物を洗い流せるそうなのですが、洗浄液を口にいったん移動させる時に、ややコツがいるようです。

個人的には、鼻を通過した洗浄液を口に移す、というのもちょっと抵抗がありまして。

なので本記事では、鼻から鼻タイプのうがい方法をベースに記述しております。

 

鼻うがいは痛いのか?

鼻うがいは、鼻の中に直接液体を入れる為、やったことない方はかなり恐怖だと思います。

誰でも一度くらいは、プールの授業中に鼻に水が入って、ツーンとなって苦しい思いをした経験があると思います。

その時のトラウマがある人ほど、鼻うがいは高いハードルとなると思いますが、ご安心ください、正しく使用した場合は痛み自体はありません。

やり方と言っても、本当に単純に鼻に器具をセットし、やや下を向き、ギューっと押して洗浄液を流し込むだけです。すると反対側の鼻の穴から洗浄液が出てきます。

自ら吸い込むようなことはしません。

上を向いたり、勢いよく押し出すという行為も行ってはいけません。

ちょっとしたコツ

私が鼻うがいをする上で、実践しているちょっとしたコツなのですが、鼻って両方の穴が常に通っているわけではなくて、定期的に片方ずつ、交互に鼻づまりを起こします。

これをネイザルサイクルと言います。
もし片方の鼻がつまっていたら、鼻づまりを起こしている方の穴から注入します。

 

最初は、感覚的に逆の方が良さそうに思えたので、鼻が通っている方から注入していたのですが、そうすると詰まった方の鼻の穴から洗浄液が出てこずに、口の方へ流れ落ちていってしまいました。

やり方が悪かったのか判りませんが、複数回やってみて毎回同じ結果なので、今現在は詰まっている方から、こじ開けるようなイメージで、注入しています。

ただ個人差があるかも知れませんので、あくまでも筆者の体験談としてご理解ください。

また、うがいをしている最中は、「えーー」と声を出しながらやるとやりやすいです。

最初はノーマル版がオススメ

私はずっとハナノアを愛用していますが、洗浄液は2種類販売されております。ノーマル版とクール版です。

ノーマル版はほんのりミントの匂いがする程度で、使い勝手は良好です。

クール版は、個人的にはクール過ぎて使いにくかったです。

↓ノーマルタイプ

洗浄液の作り方

洗浄液は、ドラッグストアや通販でも販売されているので、入手はとても簡単です。

しかし、ヘビーユーザーさんは、出費がかなりかさむと思いますので、可能なら洗浄液を自作してしまうのもひとつの方法です。

<用意するもの>

・一度沸騰させたぬるま湯。または精製水。
・塩

粘度の高い鼻水が出る場合
・重曹(食品グレード)

水道水を一度沸騰させ、人肌程度まで冷まし、塩を入れて溶かします。※実は水道水は無菌ではありません。

この時、ぬるま湯1リットルに対して、塩は9グラムです。

用意するぬるま湯の量は、好きな量で良いのですが、目指す塩分濃度は0.9%です。

作る洗浄液の量と必要な塩の量

100ml 0.9グラム
200ml 1.8グラム
300ml 2.7グラム
400ml 3.6グラム

九九の「九の段」を唱えていくと、100mlごとに必要な塩の量が判ります。

重曹を入れる場合は、1リットルに対し5グラム、
500mlに対し、2.5グラムになります。

ハナノアのような専用の容器があれば良いのですが、無い場合はドレッシングを入れるような、ギューっと押せるような容器を100円ショップなどで用意します。

なるべく鼻の穴とぴったりのサイズにしないと向こう側まで、ちゃんと洗浄液が行きわたらないかも知れませんので注意してください。

合いそうなのが見当たらない場合は、一度くらい容器目当てで既製品を買ってもいいかもしれません。

購入前の商品を鼻に刺してみて確かめるなんてことはできませんから。

ネバネバ鼻水には重曹を

鼻水の粘性が強く、鼻をかんでもなかなか出ないという場合は、重曹を混ぜて鼻うがいすると効果的と言われています。重曹には、粘性を弱くする力があるからです。

粘性の強い鼻水が、ずっと鼻腔内に留まると、風邪の細菌やウイルスなどが繁殖しやすくなります。

サラサラの大量の鼻水で困っている場合は使わずに、ネバネバ系の鼻水でお困りの場合に、重曹鼻うがいをお試しください。

また重曹は必ず食品添加用を使ってください。

100円ショップのお掃除コーナーにも重曹は売られていますが、掃除用は食品グレードのものに比べて、精製度が低く、不純物が混入している可能性があります。

注意事項

・真水は体液と浸透圧が異なる為、ツーンとしてしまいますので使えません。

・作った洗浄液は、基本的にはその日の内に使い切る。日をまたいで使い回さない。

・やり過ぎは逆に粘膜にダメージを与えかねないので、1日2~3回程度にする。

・鼻うがいを行った直後に、強く鼻をかむと耳に炎症を生じる可能性があるので、注意します。

・鼻づまりが強すぎる場合は、無理に行わない。

・重曹を添加する場合は、必ず食品グレードを使用すること。掃除用は使わない。

・鼻うがいを行う時は、やや下を向く。上を向くと耳に流れてしまい炎症を起こす可能性がある。

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