首の寝違えを治す方法

首の寝違えは、見た目には変化がないため、他人にはあまり重症に見えないけど、なっている本人はとてもツライものです。 あの痛みを取る方法はないものでしょうか。

そもそも寝違えた状態とは?

「首を寝違えた」と言いますが、首の中で何が起こっているのでしょうか。諸説ありますが、実はよくわかっていません。

一般的には以下のように言われています。

・肉離れを起こしている
・しこりが発生している
・痙攣状態(こむら返り、つっている状態・関節、筋肉が炎症を起こしている)

などです。

病院に行ってレントゲンやCTスキャンなどで検査をしたとしても、何も映らないことがほとんど、とされています。

人体のことは、様々な意見や見解があって、人によって言っていることが違う、ということが多々あります。

本記事も、その見解の内のひとつとしてお読みいただければと思います。

寝違える原因

主たる原因としては、寝ている際の体勢が首に負担がかかる形になっており、その姿勢で長時間いることにより、血流が滞り、筋肉が凝り固まってしまった状態。とされています。

その状態で起きた時に、首を鳴らそうと強めに傾げたり、左右に傾けてストレッチをしてしまうと、その瞬間に傷めてしまうこともあるようです。

つまり、寝ている時に起こるのではなく、起きてから発生する(こともある)ということです。


筆者は、このパターンで寝違えてしまったことがあります。

起きた際には全く痛みはなく、首を強く長めにストレッチしてしまい、起きて数分経ったら痛みが出始めました。

普段は起きてすぐストレッチなんてしないのですが、その日は何故か首が重かったのです。
恐らく寝ている際の姿勢が原因で、ストレッチをしたくなる要素が首に生じたのかも知れません。


高さの合わない枕を使用しているなど、明確な理由がある場合は対処できますが、寝ている間の寝相は、気を付けようがありません。

朝起きて、首にだるさや重さ、違和感がある場合は、ひねったりストレッチしたりせずに、安静にして様子を見た方が良いかも知れません。

治療方法

結論から申し上げますと、「安静にしている」が治療になります。特にやってはいけないことは、以下の4点です。

・無理に痛い方へ曲げる
・ストレッチをする
・冷やし過ぎる
・温めすぎる

マッサージやストレッチはNGらしい

動画投稿サイトや各種サイト、ブログ等では、痛みを取り除く体操やストレッチが紹介されていますが、基本的にはやらない方が良い、とされています。

寝違えは、炎症や肉離れを起こしている状態、つまり筋肉が断裂している状態(とされている)なので、いくらストレッチやマッサージをしたとしても、断裂した筋組織がくっつくまでは治りません。

そして、早く治すには、安静にしているのが一番早いです。
捻挫や骨折と同じく、そっとしておくのが一番早く治ります。

単純な首コリならマッサージで軽減される可能性もあると思いますが、明らかな強い痛みがある場合は、安静にしていましょう。

筆者は良かれと思ってお灸やマッサージをして、結構ひどく悪化させてしまったことがあります。完治までに2週間ほど要してしまいました。

冷やしすぎ、温めすぎに注意

患部を冷やすと、一時的に痛みは軽減されますが、血流が悪くなるので治りが遅くなると言われています。

寝違えた直後、痛みが強い場合や幹部が熱を帯びているような場合を除き、冷やす行為は控えめに行うようにしましょう。

また炎症を悪化させてしまう恐れがあることから、あまり温めすぎも良くありません。痛みが強い時機の入浴や、カイロを貼るといった行為も控えましょう。

寝違えも後半になってきた場合は、患部をほど良く温めて血流を良くし、回復の促進を図るのも有効です。

ただ、状況や症状は人それぞれで、かつケースバイケースなので、必ずしもこの限りではありません。

捻挫の可能性も?

寝違えは、肉離れしている状態や炎症している状態と記しましたが、酷い場合は捻挫や頚椎椎間板ヘルニア、関節リウマチなどが発症しているケースもあるようです。

痛みがあまりにも強かったり、一週間以上痛みが引かず治らない等、ちょっと様子が違うと感じたら、一度診察を受けましょう。

捻挫まで行ってしまうと完治まで2週間ほど要してしまうこともあります。

普通の寝違えの場合は、程度にも因りますが、3日~1週間程度で治ります。

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