ベジブロスとは?捨てる野菜を有効利用

ベジブロスとは、簡単に言うと野菜から取った「だし汁」のことです。

べジはベジタブル(vegetable)、ブロスはだし汁(broth)を合体させた言葉です。

ベジブロスは、本来なら捨ててしまう、野菜くずを使って作られます。
例えば、玉ねぎの外皮、人参の皮やヘタ、カボチャの種、キャベツの芯などなど。

必ず入れなければならない野菜は存在せず、好きなように作ることができるのも利点です。

 

ベジブロスの作り方

作り方と言ってもとても簡単で、お好みの野菜を鍋に入れて20~30分、弱火で煮込むだけです。

以下の画像は、実際に私が作ったものです。

人参のヘタは土がついていたので、食材用のタワシでよく洗っています。

タマネギの皮も、一番外側は使わず、その下の皮から使っています。タマネギの皮は煮込むと琥珀色になるので、カレーなど色の濃い料理などの使います。

農薬対策

スーパーに並んでいる野菜は、ほとんどが農薬が使われています。

もちろん人体に影響が出ないように、国が定めた基準値を下回るようになってはいますが、人によっては、体内に蓄積してきた農薬が引き金となってアトピーやアレルギーを引き起こすこともあるようです。

無農薬野菜を食べることが望ましいのは、誰しもが分かっていますが、地元のスーパーに、買いたい時に、買いたい野菜が無農薬で売られているとは限りません。

食品中の残留農薬について、厚生労働省のホームページには以下のような記載があります。

食品中に残留する農薬などが、人の健康に害を及ぼすことのないよう、厚生労働省は、全ての農薬、飼料添加物、動物用医薬品について、残留基準を設定しています。
残留基準は、食品安全委員会が人が摂取しても安全と評価した量の範囲で、食品ごとに設定されています。農薬などが、基準値を超えて残留する食品の販売、輸入などは、食品衛生法により、禁止されています(いわゆる「ポジティブリスト制度」)。

厚生労働省 食品中の残留農薬等 より引用

重曹で農薬対策

なので、気になる方は「重曹」を使って、農薬を洗うことをお勧め致します。

洗い方は簡単で、野菜が入るボウルに水を入れ、小さじ1杯の重曹を入れ溶かし、そこに野菜を30秒~1分漬け、流水でよく洗い流すだけです。

ちなみに使う重曹は「食品用」を使ってください。重曹は用途別に3つのグレードにランク分けされています。

最もグレードの高いものは「医療用」
次いで「食品用」、一番低いのが「工業用(掃除用)」と分類されます。

一般的に購入できるのは、食品用と工業用です。

食品用はスーパーなどの食材売り場に、工業用は主に掃除などに使われるので、掃除コーナーに置かれています。掃除用に至っては100円ショップにも売られています。

これらのグレードで、何が異なるのかというと、製造している設備の衛生管理度です。べつに原材料が違うという訳ではありません。

医療用、食品用は体に入る訳ですから、より不純物が少なく、純度の高いものになります。

野菜を洗う場合は食品用グレードを使いましょう。

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