- 2021年3月22日
【暖房代節約】デスクワーク・パソコン作業用防寒グッズ
テレワークや在宅ワークが増えた昨今。
自宅で仕事ができるというのは、人によってはかなりの快適さを覚えます。
ですがよくよく考えると、自宅にて作業すると、普段は使わない電気やガスといった光熱費が増える可能性が高いです。
特に冬場の暖房は、夏場のクーラーよりも多くの電気代を消費しますし、昨今の電気代高騰という事情もあります。
なので少しでも暖房代を下げたいものです。
ということで、本記事では、冬場の暖房代節約の為の防寒グッズをご紹介致します。
電気不要
手袋
最も手軽にできる暖の取り方です。
「パソコンを使う=キーボードをタイピングする」ということになりますので、指が出るタイプがオススメです。
使い心地は?
実際に筆者も「指出し手袋」をしてタイピングしてみました。
実際に手袋をしてタイピングしてみると、思ったよりもタイピングしやすい印象でしたが、最初は指と指の間の摩擦が気になります。
これは、本格的な冬用手袋など、生地が厚い手袋になるほど動かし難くなりますが、慣れてしまえば何も思わなくなります。
なのでパソコン作業用の手袋は、それ専用か薄手のものがオススメです。
オススメの素材は、シルク素材です。
シルク素材は、糸の内部構造として小さな空間をたくさん持っており、そこに空気をたくさん含んでいます。その為、薄くて軽いのに温かい素材となっています。
パソコン用指出し手袋としては最適な素材のひとつです。
温かさ
次に温かさですが、思ったよりも手袋1つで温かくなるものです。かなり効果的でした。即効性はないのですが、装着すると徐々にじんわりと温かくなっていきます。
ただ指が露出しているので、冷え性の方は、もしかしたら指先は寒いままかも知れません。
メリット
・最も手軽に、かつ比較的安価に導入できる
・持ち運びも容易
・思ったよりも効果的
デメリット
・極めて低い気温や室温、冷え性の方には効果が薄いかも
フットクッション
パソコンデスクは、暖房がかかっているにも関わらず、机の下というか足元が寒くなります。
頭寒足熱と言われるくらいですので、足を温めるのは非常に快適になります。
ただ、電気で加温している訳ではないため、冷え性の人には効果は薄いかも知れません。
また両足をくっつけてズボッと入れる為、足をずっと揃えたような形で長時間いることになります。これは人によっては(特に男性の方)結構シンドイかも知れません。
私も正直シンドかった為、同じものを2個用意して、片足ずつ入れて使用しています。
メリット
・お手軽で、そこそこ効果的
・室温や体温(体質)によっては、これ一つでもぬくぬく
・電源がいらない為、場所を選ばない
・クッション1つでは、人によっては態勢がつらい
・電気で加温していない為、冷え性の方には効果薄
電気必要
電熱式手袋
手袋に給電して電気毛布のように温かくなるタイプの手袋です。
実際に使用してみたのですが、電熱線が入っている個所はかなり温かくなります。
ただ製品にもよりますが、電熱線が入っているのは「手の甲」の部分だけなので、手のひらや指先といった部分に関しては、直接は温まりません。
とはいえ、筆者の使用感ですが、手の甲だけの加温でも徐々に手全体が温まっていきました。ですがこればっかりは個人差が大きく出るかと思います。
通電する関係で両手袋からコードがでています。それが邪魔だと感じる人もおられると思いますが、パソコン作業程度では特に気になることはありませんでした。
メリット
・普通の手袋よりも各段に暖かい
デメリット
・通電させるため、電源が必要
・使用状況によってコードが邪魔になる可能性
・長時間使用する際は低温火傷に注意が必要
フットウォーマー
先のフットクッションに通電させて温かくなるもの。フットクッションの上位互換のような製品になります。
メリット
・加温されるので、冷え性の方にも効果的
デメリット
・電源が必要
・長時間使用する人は、低温火傷に注意
電気毛布、電気ブランケット
電気毛布は布団に敷く大型のものから、ひざ掛け程度のサイズのものまで色々あります。
また体に身につけることに特化した、着る毛布のタイプやブランケットのようなものもあり、種類は豊富です。
着られるタイプのものは、それ専用に作られているので、大変使い勝手が良い反面、製品価格が通常の電気毛布よりは高い傾向にあります。
また電気毛布は、かなり電気代が安い暖房器具のひとつです。
電気代は製品の大きさや温度設定によって大きく変わるものの、最も暖かい「強」に設定して、概ね1時間で1円前後、「弱」だと1時間0.1円程度です。
「強」で1日8時間使用すると、電気代は1日当たり約8.5円。
1ヶ月の使用で約253円程度です。
メリット
・比較的すぐ暖まる
・電気代が安い
・丸洗い出来て清潔(製品ごとに洗えるか要確認)
デメリット
・長時間使用する場合は、低温火傷に注意
・製品によっては、発熱する電熱線が部分的にしか入っていない製品もあるので、買う際にチェックが必要
・さすがに部屋の室温自体は暖まらない
・電源が無いと使えない
パネルヒーター
ホットカーペットをパネル状にして、床に置けるようにした感じのものです。
三面鏡の様に足元に立てて設置したり、円柱状のヒーターの中に足を入れて使用します。
比較的電気代も安く、速暖性もあります。
電気代は、概ね1時間当たり、5~6円程度。
石油やガスといった燃料も必要なく、ヒーター自体も熱くなりすぎることはない為、万が一小さいお子様が触ってしまっても安全です。
メリット
・速暖性がある
・低温火傷の心配が
・コンパクトに折りたためるものが多い
・換気が不要
・動作音がほぼ無音
デメリット
・電源が無いと使えない
・暖かくなる範囲は狭い範囲に限られる
・部屋の室温までは上がらない
小型セラミックヒーター
ストーブというと石油ストーブやガスファンヒーターなどかなり種類がありますが、パソコンデスク周辺で、特に足元を暖めるのに適した小型のサイズのものとなると、一般的にはセラミックファンヒーターが多いです。
スイッチを入れる、比較的すぐに温風が出るので、速暖性があります。そこそこパワーがあるので、狭い部屋だとこれ1台で暖かくなるほどですが、かなり電気代がかさむ方法となります。
小型のセラミックファンヒーターは、機種にもよりますが、強で1200W、弱で600Wほど消費電力があります。
1200Wですと、1時間の電気代は約37円ほどになり、1日8時間使ったとすると、1日当たりの電気代は約298円程度、1ヶ月で8928円ほどかかってしまいます。
こちらをメインの暖房器具に据えてしまうと、1ヶ月の電気代がプラス1万円程度上乗せされてしまう感じです。
メリット
・即暖性が高く、室温も上がる
・石油ストーブのような燃料が要らない
・石油ストーブのように、こまめに換気をする必要がない
・小型なので持ち運びが容易
デメリット
・電気代が高い
まとめ
暖房費節約のための暖かグッズを紹介して参りました。
ただ、どれを使用するかは、お住いの地域や時期、また冷え性や平均体温などの体質にもよって変わるため、一概にどれがベストなのかは人によって大きく異なります。
暖の取り方を「これ!」と決めてしまうのではなく、室温や体調によって、臨機応変に使い分けるのが良いと思います。
あまり寒いのを無理して我慢し、体調を崩してしまっては元も子もありませんので。
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著者紹介
月宮エナ
書店員、飲食店経営を経てブロガーに転身 生活に役立つ知識や方法、雑学といったものを人に説明することが好きなブロガー