アメンボが水に浮く仕組み

アメンボというのは、水の上に浮かんでスイスイと滑るように移動します。
当たり前の光景ですが、よく考えると不思議な生態ではあります。

 

アメンボが水に浮く仕組み

アメンボがどうやって水に浮かんでいるのでしょうか?
答えは「表面張力」を使って浮いています。

アメンボは、足先に細かい毛がびっしりと生えており、さらに足先から油を出すことによって、表面張力を得ています。

なので、この油が洗剤などで取れてしまうと、水に浮かんでいられず、溺れてしまいます。

環境汚染によって、水に石鹸水などが含まれてしまうと、野生のアメンボはどんどん溺れてしまいます。

その他にも、油や牛乳といったものも、水よりも表面張力が弱いため浮くことができずに沈んでしまいます。

ちなみに沈んでしまったアメンボの足に、マヨネーズを塗ってあげると表面張力が復活します。

アメンボはカメムシの仲間

アメンボを漢字で書くと、飴坊、水馬、水澄、跳馬といった多様性が見られます。

どれも姿や生態から連想したと判るものが多くありますが、飴坊というのは、アメンボが放つ匂いから来ています。

アメンボはカメムシ目で、あの悪臭を放つ代表格のカメムシの親戚です。

なので、アメンボも捕まえたりすると独特の匂いを放ちます

カメムシほど強烈ではないようで、その匂いが飴のようだったことから、
飴坊となったという由来があります。

ちなみに食性は肉食性で、死んだ魚や落ちてきた虫を捕まえて体液をすすります。

獲物が落ちてきたことは、落ちた時の水面の波を感知してその場所を特定します。

なので、アメンボのいる池などで、指先で水面を軽くつついたりすると、アメンボがエサだと思って近寄ってきます。

蜘蛛の巣に引っかかった蜘蛛と同じ方法ですね。

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