- 2021年7月5日
離れた家族やペットの見守りに強い味方「見守りカメラ」使い方とレビュー
田舎で一人暮らしている親や祖父母、お家で一匹でお留守番しているペット、無事で元気にしているか不安になりますよね。
安否の確認といっても、方法としては固定電話にかけるくらい。
(最近は携帯電話やスマホを持っているおじいちゃんおばあちゃんも多いですが)
でも、毎日連絡するわけでもないし、もっと手軽に元気な姿を確認できる方法はないものでしょうか?
私事ですが、実家で暮らしている祖母が脳梗塞で入院したのを機に、見守りカメラを導入しました。
見守りカメラとは、いわば監視カメラですが、監視というほど仰々しいものではなく、防犯カメラとしての機能、留守番中のペットや子供の様子も確認することができ、マルチに活躍してくれて、とても便利な家電となっています。
見守りカメラの使い方とレビュー
見守りカメラの基本的な使い方を解説していきます。
尚、私が購入した製品をベースに解説致しますが、他の製品もそんなに大きく違うということは無いと思いますので、参考程度にお読み頂ければと思います。
初めての見守りカメラ導入ですと、以下の説明呼んでもよく解らないことだらけかと思いますが、商品に添付されている説明書をゆっくり読めば、機械音痴の方でも設置できますので、ご安心ください。
ステップ1.カメラの設置
まずは目的や用途別に適した場所にカメラを設置します。
防犯用でしたら玄関や窓といった侵入口、ペットだったらケージの周辺、
子供や家族の様子の確認でしたら、リビングなど普段家族が長くいる場所になります。
カメラを電源につなぐ必要があります。コンセントからUSBケーブルで繋ぐなど。
製品によっては電池式もあるかも知れませんが、基本的に24時間稼働しているので、電源から有線接続の方が安定して動作すると思います。注意点2
カメラで撮影した映像を送信し、スマホで観るという特性上、Wi-Fi環境が必要となります。
Wi-Fiが必要なのはカメラを設置する家側で、外出中にスマホから家の様子を観る場合は、Wi-Fi環境でなくても大丈夫です。
通信代はかかりますが、スマホですと、ほとんどの場合パケット定額、パケット放題に加入していると思われますので、通信代はあまり設置に関してのネックにはならないかと思います。注意点3
見守りカメラは無線ルーターの2.4GHzの電波を使用しますので、お使いのスマホが2.4GHzのWi-Fiを受信している必要があります。
5GHzの方を受信している場合は、一時的に2.4GHzにしてください。見守りカメラと紐づけした後は、元に戻しても大丈夫なはずです。
※製品によって異なる可能性があります。
自宅でペットの見守りなら導入はなんてことありませんが、離れて暮らす家族の家にWi-Fiを飛ばせる無線ルーターが無い場合、設置しに行くか、もしくは業者か家族自身にしてもらわなければなりません。
ステップ2.スマホと見守りカメラの紐づけ
見守りカメラを設置したらスマホと紐づけをします。
※紐づけとは、スマホに専用アプリをダウンロードして、スマホからカメラが撮影している映像を観られるようにする作業のことです。
私の買った見守りカメラは、専用アプリを起動させQRコードをスマホの画面に表示させ、そのQRコードの画面をカメラに見せるだけで紐づけ完了しました。
我が家はリビングと寝室に1台ずつ合計2台設置しました。ちゃんと2台の映像とも1つのアプリで映像が観られます。
他の家族もアプリをダウンロードすれば映像を観ることができます。映像をシェアする的な設定があると思いますので、そちらで設定を行います。
最初にカメラと紐づけたスマホが「親」、後から映像をシェアしたスマホが「子」のような感じになります。
親の方がカメラのアングルを好きに操作できるなど、違いがあります。「子」の方は、あくまでも映像を観られるのみです。※筆者が購入したカメラの場合
1人では大変でも、家族や親戚と協力し合って、離れて暮らす家族を見守ることができます。
ちなみに上下左右にカメラが首を回転できますので、かなり広範囲を観ることができます。
自動追尾機能搭載
機種にもよりますが、筆者が購入したのは自動追尾機能を備えており、カメラがキャッチした人物をある程度追いかけて映像に映してくれます。
家族が横切ると、それに合わせてカメラも首を振って追いかけて撮影してくれます。
アングルが固定ではない為、カメラの端っこで見切れるという事態が減るのでとても良い機能です。
スマホから手動でカメラのアングルを調整することも可能です。
※筆者が購入した機種は、最初に紐づけた「親」設定のスマホのみがアングルを手動調整できました。
「子」のスマホも、そもそもカメラに自動追尾機能があるため、そんなに問題はありません。
防犯カメラとしても優秀
誰も人が映っていない状態で、急に誰かが映り込んでくると、画面に動きがあったことを検知してメールで即時知らせてくれるモードがあります。
ペットや家族の見守りが目的の場合は、この機能を切っておかないと、頻繁にメールが届いてしまいますので、防犯目的で使用する場合に設定しましょう。
例えば玄関や侵入されやすそうな窓などに設置すると効果的だと思います。さらに録画もできるので、侵入者の映像を記録することもできます。
会話も可能
見守りカメラの映像を見ている間は、向こうの音を拾ってくれるので、喋っている家族やペットの声が聞こえてきます。
が、こちらの声はこのままでは向こうに届きません。
こちらの声を届けるには、ちゃんとそれ専用のボタンがあり、ボタンを押しながらしゃべりかけることによって、向こう側に、こちらの声を届けることができます。
(細かい話ですが)こちらが喋っている時は、向こうの家族の声は聞こえてこないので、いわゆるトランシーバーみたいなものです。
簡易的とはいえ電話のような機能があるので、ちょっとした会話をするにはかなり便利です。
ただ弱点もあります。
ひとつはどうしても1~2秒程度のタイムラグが生じること。
もうひとつは、こちらがアプリを起動してカメラを観ていないと、いくら向こうが話しかけようとしても、こちらには声は聞こえてこないので、呼びかけに応じることができない、くらいです。
総評
一昔前に比べれば、ものすごい便利になったと思います。
スマホひとつで離れた場所の映像と音声がリアルタイムで確認できるので、心配性の方には精神的にも安定剤として作用します。
恐らく以前は何万円もしたであろうこのシステムですが、今は数千円で、しかも業者に設置を頼む必要もなく、手軽に始められるのは、とてもありがたいことだと思います。低価格で提供して頂ける企業さんに感謝です(*’▽’)
見守りカメラも値段は結構幅があって、高いものは高いです。
何が違うのかとザっと調べてみると、画質の良し悪し、カメラのズーム機能の有無や倍率、録画時間の長さ、といった感じでした。
筆者が購入したのは、執筆時で5千円しない程度の価格でしたが、画質も良く、使用上特に不満点や問題点は無いと判断できます。
まずは使ってみないと何とも言えないところもありますので、失敗しても痛くない金額のものから設置してみてはいかがでしょうか?
著者紹介
月宮エナ
書店員、飲食店経営を経てブロガーに転身 生活に役立つ知識や方法、雑学といったものを人に説明することが好きなブロガー