- 2020年12月28日
電子レンジで温める時間を計算する
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冷凍食品やコンビニのお弁当を、おうちの電子レンジで温めようとしたところ、商品に記載されている温めるW数(ワット数)と時間が、家にある電子レンジでピタリと一致しないことって、ちょこちょこありませんか?
例、600Wで3分加熱してください→我が家の電子レンジには700Wか500Wしかない!
なので、「だいたいこんなもんかな?」というザックリとした秒数でチンする人が多い方と思います。
実は結構簡単な計算で、温める時間は算出できてしまいますので、本記事では簡単な計算方法を解説してまいります。
該当するW数が無い時の計算
まずは「熱量」というものを求めます。
計算はとっても簡単「W数×時間(秒数)」で求まります。
例、600Wで3分間温めてくださいという商品を買って、家の電子レンジには500Wか700Wしかないケース
600W × 180秒(3分)=108,000J(ジュール)
これは、メーカーさんは、「この製品に108,000Jの熱を与えると、丁度良い温度になる」ように作っているという訳です。
ここで「我が家の電子レンジには700Wか500Wしかない!」という方は、以下のように計算します。
求める時間=108,000 ÷ 700 or 500
700Wの場合は、154秒(2分34秒)
500Wの場合は、216秒(3分36秒)
と計算できます。
いかがでしたでしょうか?計算自体はとても簡単で、スマホの電卓でちょこっと計算すれば算出はできます。
しかし、電子レンジの性能や温めるものの大きさ、厚みなどで、温めムラができてしまうことは多々ありますので、必ずしも適温になる訳ではありません。
アツアツに温めたのに中は冷たかった or 凍ってた、なんてことも経験したことあるのではないでしょうか?
恐らくこういった経験から、ちょっと多めの秒数で温める人も多いようです。私筆者もその一人です(笑)
1、商品で指定されているワット数に、温める時間を秒数に直して掛け算
2、掛け算して出た数字に、希望のワット数で割り算
3、割り算して出た数字は秒数なので、分数に直してレンジでチン!
2、掛け算して出た数字に、希望のワット数で割り算
3、割り算して出た数字は秒数なので、分数に直してレンジでチン!
おまけ・電子レンジの電気代
先ほどから頻出しているW数(ワット数)という単語ですが、電子レンジで使うワット数は「消費電力」ではありません。簡単に言えば温める際の出力、パワーの強さです。
電気代の算出は、電力会社などによって異なる為、あくまで目安としてしか計算できませんが、以下のような計算式で求めることができます。
W÷1000×1日の使用時間(h)×1kWhあたりの電力量料金=電気代
式の最初の「W」は、温める時に選択できるワット数です。1000で割るのは、単位を「kw」にするためで、500Wなら、「0.5kw」になります。1500Wなら「1.5kw」です。
「1kWhあたりの電力量料金」というのは、電力会社によって異なりますが、この手の計算をする際は平均的な「27円」と入れて計算するのが、半ば慣例的となっています。
となると、500Wの電子レンジを1分間使った時の電気代は、
500÷1000×1(時間)×27=13.5円(1時間の電気代)
13.5円÷60分=0.225円(1分間の電気代)
という感じで、意外と安いことがわかりますね。
以下にワット数別の目安電気代を記載いたしますので、ご参考までに。
100W=0.045円(1分間)
150W=0.067円
200W=0.09円
300W=0.135円
400W=0.18円
500W=0.225円
600W=0.27円
700W=0.315円
800W=0.36円
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著者紹介
月宮エナ
書店員、飲食店経営を経てブロガーに転身 生活に役立つ知識や方法、雑学といったものを人に説明することが好きなブロガー